ブログ「®奮闘記」

商標登録が条件となるAmazonブランド制度について

2019年11月1日

AmazonなどのECショップに出店している方から「商品を真似された」「ブランド名をそのまま無断で使用されている」という声をよく聞きます。

模倣された場合、半額以下の価格で販売されることも少なくなく、模倣品に顧客が一気に流れるということもあるそうです。

ECショップのオーナーからしたら、まさに死活問題です。

Amazonのブランド登録をしておくことで、このブランドが誰のものなのかを明確にできます。

Amazonのブランド登録には、商標権の取得が条件となっていますが、商標権を取得することで、ブランド名を真似されることを防止できるようになります。今回は、ECショップ運営者の売上・利益・ブランドに蓄積される信用を守るために有効な、Amazonブランド登録についてご紹介させて頂きます。

1.電子商取引における特有の実情について

ECサイトを活用しての電子商取引は、ここ数年、右肩上がりです。

お店まで足を運ばなくても、ボタン一つで買い物ができるという点が非常に有益です。

また、実店舗を持たなくてもすむため、固定費も関わらず、場所を選ばずに、誰でも気軽に開始できるというメリットがあります。

ご存知のように、ECサイトに出店することで、全国を対象に物販が可能になるというメリットもあります。

ただし、ECサイトの特徴として、人気のあるものほど模倣されやすいという実情があります。

長い年月をかけて、顧客からの信用を得て、人気が高まるほど、残念ながら、その人気に便乗されやすいのです。

模倣された場合よく問題になるのは、安くて品質が劣悪な商品を販売されるということです。

その場合、安く販売される模倣者に市場のシェアを奪われてしまうという事態になってしましいます。

また、品質が劣悪な商品が提供されることで、せっかく築き上げた商品の信用が失墜してしまうという事態にもなってしまいます。

2.>Amazonブランド登録について

Amazonブランド登録を行っておくことで、Amazonの独自の検索機能によって、侵害されてしまう事例を早期に発見可能になります。

また、他にも登録が行われたブランド名と紐付かせて、模造品の出品の状況を確認可能になります。

Amazonブランド登録においては、商標登録が前提となっている理由としましては、商標登録を行うことで、商標(ブランド名)が誰のものなのかについてのお墨付きを国から得られるためです。

Amazonでは、商品のカタログの書き換えは、基本的には、本来の商品の出品者だけではなく、相乗り出品者でも可能です。

そのため、相乗り出品者によって、商品情報が書き換えられてしまうということが問題になります。

Amazonブランド登録をしておくことで、商品の詳細情報が記載されているページの文言を優先的に変えられるというメリットもあります。

つまり、都合良く利益のみを得ようとしている相乗りを目的にした者よりも先に情報更新が行える上に、書き換えられてしまうというトラブルを防ぐ事にもできます。

3.Amazonブランド登録を行う上での留意点について

Amazonブランド登録は頼もしい制度である事には変わりないのですが、オンライン上にて取り決めを行うという特性上、当事者であるという事を確認するのが容易ではないので比較的時間がかかるというデメリットもあります。

また、同時に、認可が受けられる条件についても十分に気を配っておかなければなりません。

一般的な商標登録出願する場合は文字情報の他に図形や立体形状、音や色といったように大変多くの種類が対象になるのですが、Amazonブランド登録にて今日において認められているのは文字情報のみや文字情報と図形の2つのみです。

また、登録される情報に関しては商品自体もしくは、商品が収納されているパッケージにプリントされているブランド名と同一でなければならないと決められています。

こうした様子からわかる通り、ブランドという形でしっかりと表示が行われている企業名や商品名をそのまま商標申請をしなければならないということが言えます。

また、商品として、シリーズで展開している場合であって、その内容についてブランド登録を受けたい場合、シリーズ名の文字を商標登録しなければならないということになります。

また、ロゴについてブランド登録をしたい場合には、そのロゴを商標登録しなくてはならないという事になります。

また、Amazonは申請された事柄に対してチェック体制を徹底させているので、文字とブランドロゴの一致については特に厳しくチェックがされます。

そのため、一致していない場合は当然の事ながら、ブランド登録の認可はされません。

他にも今後ロゴのデザインが変更される予定がある場合、そのロゴの登録については、取り消しされる可能性があります。

4.まとめ

ブランド登録をする場合には、より汎用性が高い文字情報のみで登録しておくことがポイントになります。ニセモノ出品者・商品の排除に有効なAmazonブランド登録について解説させて頂きましたが、「オリジナル商品を販売している方」「OEMで仕入れた商品を自社ブランドで販売している方」の強い味方になってくれるはずです。